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ストレスが原因で食べ過ぎてしまう人に肥満外来専門家の解決法

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ストレスが原因で食べ過ぎてしまう人に肥満外来専門家の解決法

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スリムでかっこよくいたいのに、気がつくとつい食べ過ぎてしまう。そんなことはありませんか? 「食べ過ぎの原因は単に“おなかが空いている”という身体の反応だけで起きるのではなく、脳への刺激や感情の変化によっても食欲はかなり影響を受けています」と肥満専門外来の岡嵜順子先生。
約20年間肥満患者の減量指導にあたっていた岡嵜先生の著書『なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか』では、その成功例の中でも特に多かった事例と解決策を紹介しています。今回はその中から「悩み事があると食べてしまう」という方の事例を見てみましょう。

〈お悩み〉

悩み事があると食べてしまう
悩みや心配事を忘れたくて、おなかが空いてもいないのに食べてしまいます(女性・38歳)

患者さんたちの話しを聞いていると、最近はとりわけ対人関係からくる悩みや心配事を抱える人が増えているように感じます。
ただ対人関係といっても、赤の他人からストレスを受ける可能性は小さく、多くは家族や仕事関係者など身近な人々が悩み事の種になっている場合が多いようです。
これらのストレスは、心理的距離が近い分、耐えがたく、やけ食いなどの代理摂食(おなかがすいていないのに食べること)を引き起こしやすくなります。

悩みや心配事から気疲れし脳を激しく使ってしまったときに、甘いものを食べるとホッとします。これは無意識のレベルで、脳が即効性のある栄養素『ブドウ糖』を欲しているからです。
食べることによるストレス発散法は、脳に栄養を補給する点では優れた対処法といえますが、逆に必要以上のエネルギーを取り込み、肥満につながるデメリットもあります。
またおふくろの味、思い出の味など、楽しくて幸せな思い出とつながっている味は、食べるだけでその記憶がよみがえります。辛いとき、悲しいときについ思い出の味を食べたくなるのは、大脳が幸せな記憶を通しての癒しを欲しているからなのです。

このような場合、食べ過ぎの根本的原因である悩みや心配事を解決しなければ、本当の意味で食べ過ぎを防ぐことは難しいのです。
しかしうまくストレスのガス抜きができれば、食べ過ぎに走るリスクはぐっと減らせるでしょう。解決方法でいくつか例を挙げましたので、やけ食い、気晴らし食いに走らないで済む方法を探し出してみてください。

【解決方法】

A.イライラ食いのきっかけを書き出してみる(問題解決技法)
頭の中だけで考えていると、ぐるぐると堂々巡りになりがち。書くという行為は、心の奥深くに巣くっている、形にならない思いや感情を整理するのにとても役立ちます。イライラ食いが始まった時期や、その前後に何か心が大きく動かされる出来事がなかったかなど、時系列に書き出してみましょう。

B.気がかりや悩みを、心許せる誰かに聴いてもらう(傾聴)
人に話を聴いてもらうだけでも、気持ちがとても楽になります。また話すことによって、思いを整理することも可能になる場合があります。

C.イライラ食いに代わる行動を考えてみる(代替行動)
イラッときたときに、これをすれば心がホッとする、気分がよくなる対処法を探しておきましょう。「お散歩」「映画を観る」「カフェで本を読む」「コンサートに行く」など、身体を動かすと、心も動きはじめ、食べ過ぎを防げます。


“食べ過ぎ”を改善するには、まず、食べ過ぎてしまう原因に気づくこと。そして自分にピッタリの解決方法を見つける。そして、行動をほんのちょっとだけ変える。それだけで、あなたの食べ過ぎは必ずやめられます。無理なく、楽しく、心地よく! 食べる喜びを味わいながら、太らない身体と習慣を作りましょう。


なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか 成功率9割以上の肥満専門外来が教えるダイエットの心理学シリーズ
第1回 食べるのをやめられないのは心のサイン? 臨床心理士の食べ過ぎ解消法
第2回 痩せたいのに食べ過ぎる"もったいない食い"は防げる!無理なくやめるコツ
第3回 ストレスが原因で食べ過ぎてしまう人に肥満外来専門家の解決法

なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか

著者 岡嵜 順子

なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか

著者 岡嵜 順子

成功率9割以上の肥満専門外来が教えるダイエットの心理学

肥満専門外来で、2万人の患者を痩せさせた臨床心理士が伝授する、誰でも必ず成功するダイエットのヒント。著者の豊富な実例を挙げながら、食べ過ぎてしまう理由とその解決法を紹介します。「もったいない」「誘いを断れない」「イライラすると食べてしまう」「デザートは別腹」……など、あなたにもあてはまる原因がきっとあるはず!

profile

岡嵜 順子(おかざき じゅんこ)

臨床心理士、交流分析士。
大阪市北区の総合病院肥満専門外来にて、20年間、2万人以上の患者の指導にあたり、減量を成功に導く。著書に、『Q&A 生活習慣病の科学』(共著、京都大学学術出版会)などがある。

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