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すべてはここから!敬語の基本の「キ」

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すべてはここから!敬語の基本の「キ」

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話し方は、その人の印象を大きく左右します。特にビジネスシーンなどの公の場では、プライベートとは異なり、丁寧で失礼のない言葉が求められます。美しい敬語が自然に出てくる女性は、それだけで大人の女性、魅力的な女性に見えるもの。「言葉遣いは心遣いです。心は言葉によって熟成し、よい心はよい言葉で熟成されるのです。よりよい人間関係づくりのためにも相手への思いやり・配慮のある話し方や、相手を尊重する敬語のマナーを学んでほしいと思います」と語るのは、『図解 社会人の基本 敬語・話し方大全』の著者であるマナーデザイナーの岩下宣子さん。
そこで、大人なら知っておきたい敬語や話し方の基本について、3回シリーズで岩下さんにレクチャーしていただきました。

1回目の「大人の敬語・話し方レッスン」は、敬語の基本の「キ」となる“敬語のルール”についてうかがいました。

その前に! ここであなたの敬語の知識をチェックしてみましょう。以下のクイズに挑戦してみてください。

【問題】
自分の会社を訪ねたお客様を応接室に案内する際の言い回しです。A〜Dそれぞれの敬語の言い間違いを改めてみてください。

A 江戸川様でございますね。

B 山田部長はまもなくいらっしゃいます。

C すみませんが、応接室でお待ちしてください。

D ご案内させていただきます。

【正解・解説】
A 江戸川様でいらっしゃいますね。
→「ございます」は謙譲語なので、「いる」の尊敬語である「いらっしゃいます」に改める。

B 部長の山田はまもなく参ります。
→「部長」は敬称なので外す。「いらっしゃいます」は「来る」の尊敬語なので謙譲語の「参ります」に改める。

C 申し訳ございませんが、応接室でお待ちいただけますでしょうか?
→丁寧さに欠け、複数の解釈ができる「すみません」は使わない。「お待ちしてください」は間違った使い方なので、尊敬語の「お待ちいただけますでしょうか?」に改める。

D ご案内いたします。
→「させていただく」は二重敬語。「する」の尊敬語である「いたします」に改める。

いかがでしたか? 間違って覚えていたり、誤用が習慣化していた言い回しがあったという人もいるのではないでしょうか。まずは、おさらいの意味も含めて、敬語のルールを改めて教えていただきましょう。

相手に向ける「尊敬語」、 自分に使う「謙譲語」がある

敬語には大きく「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」があります。基本的には、相手を立てる表現が尊敬語、自分がへりくだる表現が謙譲語と覚えてください。また、丁寧語には語尾を「です、ます」「ございます」にするものと、接頭語として「お」「ご」などをつける美化語があります。
敬語は「ウチ」と「ソト」を意識して使うのがポイントです。敬意を向ける先は「立てるべき人=ソト」となります。自分や自分側の人(=ウチ)が主語の場合は、謙譲語や丁寧語を使い、取引先の人や上司、目上の方など立てるべき相手(=ソト)が主語の場合は、尊敬語を使いましょう。

尊敬語、丁寧語、謙譲語は相手と自分の関係が基本 

相手 尊敬語 召し上がる 相手を高める 相手を立てる表現
自分 丁寧語 食べます  美化語 例 お+名詞
自分 謙譲語 いただく  自分を下げる 自分がへりくだる表現

*話す時は「丁寧語」と「美化語」を組み合わせる。

例 見る  尊敬語→ご覧になる  謙譲語→拝見する

「自分」が主語 謙譲語
自分が見る 〇 計画書を拝見いたします。
      × 計画書をご覧いたします。

上司に聞く 「上司」=「ソト」が主語 尊敬語
上司が見る 〇 計画書をご覧になりましたか?
      × 計画書を拝見なさいましたか?

取引先に伝える 「上司」=「ウチ」が主語 謙譲語
部長の山田も拝見しております。 取引先

図解 社会人の基本 敬語・話し方大全

著者 岩下 宣子

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著者 岩下 宣子

豊富な図解と、使えるフレーズ集で、すらすら話せるようになる!

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profile

岩下 宣子(いわした のりこ)

「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事長。1945年、東京都に生まれる。共立女子短期大学卒業。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとで学ぶ。’84年、現代礼法研究所を設立。マナーデザイナーとして、企業、学校、商工会議所、公共団体などでマナーの指導、研修、講演と執筆活動を行う。『知っておきたいビジネスマナーの基本』(ナツメ社)、『ビジネスマナーまる覚えBOOK』(成美堂出版)、『好感度アップのためのマナーブック』(有楽出版社)、『図解 マナー以前の社会人常識』 、『図解 マナー以前の社会人の基本』(講談社+α文庫)など著書多数。

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