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冷凍トマトで"リッチな味"に! 料理家・大庭英子さんの「トマトとチキンのカレー」

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冷凍トマトで"リッチな味"に! 料理家・大庭英子さんの「トマトとチキンのカレー」

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夏はさらに活用する機会が多くなる冷凍庫。せっかく食材を冷凍するなら、より使いやすく、おいしくなる冷凍活用術を試してみませんか? 食材をむだなくおいしく食べるための冷凍技を『ラクラク冷凍レシピ』著者の大庭英子さんにうかがいました。

トマトは「そのまんま冷凍」が一番!

トマトは放っておくと、どんどん熟れて、しまいには腐らせてしまったりします。ダメにするぐらいなら冷凍しよう、とは私は思うんです。丸ごと、むきだしのまま(ラップもしません)冷凍庫へ。たくさん買ったときなどは、袋に入ったまま冷凍庫へ入れることもあります。

水分を多く含むトマトは、冷凍すると中の水分が膨張して繊維がくずれやすくなります。これがむしろ煮込み料理には好都合。カレーやシチューに放り込んで隠し味にすれば、トマトのうまみで、いつもよりコクが出てリッチな味わいに。実は“使える”冷凍丸ごとトマトなんです。

トマトの冷凍

■材料 トマト(完熟のものが冷凍に向く)

■作り方 完熟のトマトをそのまま、あるいは買ってきた袋のまま冷凍庫に入れて凍らせる。

■使い方 室温において少し解凍して使う。包丁で切れる程度になればOK。

冷凍のトマトは室温に15分ほどおくと、まわりが白くなってくる。こうなると中が柔らかくなってきていて、包丁でさっくり切れる。

冷凍のトマトは室温に15分ほどおくと、まわりが白くなってくる。こうなると中が柔らかくなってきていて、包丁でさっくり切れる。

トマトとヨーグルトの水分だけでリッチな味「トマトとチキンのカレー」

■材料(4~6人分)

冷凍トマト……3個(室温において少し解凍する)

鶏もも骨つきぶつ切り肉……800g

クミンシード……小さじ1

A

|玉ねぎのみじん切り……大2個分

|にんにくのみじん切り……1かけ分

|しょうがのみじん切り……小さじ1

カレー粉……大さじ5~6

赤唐がらし……2本

ローリエ……1枚

シナモンスティック……1本

プレーンヨーグルト……250g

塩……適量

サラダ油……適量

温かいご飯……適量

■作り方

1.ボウルに鶏肉を入れて塩小さじ1をまぶし、20分ほどおいて下味をつける。

2.煮込み鍋にサラダ油大さじ4、クミンシードを入れて、香りが出るまで弱火で炒める。Aを加えて、中火でしんなりするまで炒める。水けがなくなったら、ふたをして弱火にし、途中で混ぜながら30分ほどかけて、玉ねぎが茶色になるまで炒める。

3.フライパンにサラダ油小さじ1を熱して鶏肉を入れ、中火で両面を焼きつけて、2の鍋に移す。

4.冷凍トマトは少し解凍させてから縦2等分に切り、へたを取る。

5.煮込み鍋にカレー粉をふり入れて炒め、赤唐がらし、ローリエ、シナモンスティックを加える。4のトマト、プレーンヨーグルトを加えて混ぜる。

6.煮立ってきたら塩をふって混ぜ、ふたをする。途中、焦げないように底から混ぜ、弱火で40分ほど煮込む。器にご飯を盛り、カレーをかける。

ラクラク冷凍レシピ

著者 大庭 英子

ラクラク冷凍レシピ

著者 大庭 英子

使えるものだけ!おいしいものだけ!

冷凍保存した食材で作る料理はおいしくないというイメージだったり、時短のつもりで、かえって冷凍や解凍に手間がかかったり、本末転倒になることも多いようです。

本書にはおいしくない冷凍保存レシピはありません。むしろ冷凍することによってよりおいしくなる料理もあります。

また、自らを「ズボラ」という著者ならではの、ラクする冷凍のみ提案します。

ひとつは、めんどうなことや細かいことをしてから冷凍しない、「冷凍方法がラク」なもの。たとえば「トマトはごろっとそのまま冷凍庫に」「小松菜は刻まず、軽く水洗いしたらそのままフリーザーバックで冷凍」など。

もうひとつは、ちょっとめんどうなものはまとめて作って冷凍する「調理がラクになる冷凍保存ワザ」。「麺類などに添えたい錦糸卵はちょっとめんどうで省略しがちだけれど、まとめて作って冷凍しておけばすぐ使えてラクちん」といったもの。

安いと思ってまとめ買いしてしたものや、どうも使い切れない乾物類などは、まとめて冷凍保存しておけば、無駄なくおいしく使い切ることができます。栗など季節ものの冷凍なら、長く季節を楽しめます。

便利なだけでなく、料理をおいしく、生活をちょっと豊かにする冷凍保存の提案です。

profile

大庭 英子

大庭 英子

料理研究家。身近な材料と普段使いの調味料で作る、簡単でおいしく、アイデアあふれた料理に定評がある。和・洋・中華・エスニックのジャンルを超えた幅広いレパートリーは、どれも自然体のおいしさで、たくさん食べても飽きない味わい。雑誌・新聞・広告と活躍の場も広く、あらゆる年齢層から支持を得ている。著書に『おいしい豆料理手帖』(家の光協会)、『毎日の「バーミキュラ」レシピ』(講談社)など多数。

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