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講談社くらしの本

バナナや柿も!果物に含まれる果糖は最強の"デブのもと"

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バナナや柿も!果物に含まれる果糖は最強の"デブのもと"

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奇跡の55歳!
オーガスト・ハーゲスハイマー(栄養科学博士)の
アンチエイジングのための食事の科学 第3回

果物はヘルシーというイメージがありますよね。でも果物には果糖という種類の糖がたくさん含まれています。この果糖が実はクセモノなんです。
果糖はブドウ糖と違ってほぼ肝臓で代謝されるため、血糖値を上げないのでヘルシーだ、と言われていたこともありました。
しかし、果糖は摂りすぎると中性脂肪を増やし、肝臓にダメージを与えることがわかってきたのです! 肝臓に直行して代謝される、というのは実はアルコールに近い代謝システムなので、脂肪肝の原因ともなります。体にダメージを与えないためには、一度に摂る果糖の量は15g以下にすべきというのが、いま欧米の研究者が提唱する一般的な基準値です。
果物を食べたいのなら、その基準をもとに果糖の少ないものをなるべく選びましょう。果糖の量とGL値をもとに、オーガスト流の“おすすめフルーツ、OKフルーツ、NGフルーツ”の表を作りましたので参考にしてみてください。

オーガスト流 おすすめフルーツ、OKフルーツ、NGフルーツ



それぞれ100gあたりのGL値と果糖の量を総合的に判断して選んでいます。
おすすめのものはたくさん食べても大丈夫。
OKのものは食べすぎなければ問題なし。
NGのものはどうしても食べたいなら、
チートディに摂るだけにしておきましょう。

おすすめフルーツ
レモン/ライム/ココナッツ/アボカド/アサイー
グレープフルーツ/パパイヤ/パッションフルーツ
□□□□□□□□□

OKフルーツ
パイナップル/キウイフルーツ(グリーン)/みかん
いちご(オーガニックのもの)/ラズベリー(オーガニックのもの)
ネクタリン/なし(皮つき)
□□□□□□□□□

NGフルーツ
すべてのドライフルーツ
(特にデーツ、プルーン、干しイチジク、ドライマンゴー、バナナチップスは糖分が多い)
すべてのシロップ漬けフルーツ缶詰/バナナ
桃/マンゴー/メロン/柿
□□□□□□□□□

その他(80g程度まで)
りんご/ブルーベリー/あんず/さくらんぼ
オレンジ/洋なし/すもも/いちじく
スイカは80g程度までなら食べてもOKです。

果糖がアメリカ人をデブにした犯人!?

そして、果糖は体脂肪になるだけでなく、体の中をぐるぐる回って、タンパク質である組織をAGEs(終末糖化産物・体内老化に関与する物質)化する原因になることが知られています。その作用がブドウ糖より7倍も強いのです。
7倍ですよ。7倍!
体にはほとんど使われないのに、体脂肪になったり、悪玉物質AGEsをたくさんつくったり、肝臓病を引き起こしたり……ブドウ糖の7倍もダメージを与えるのですから、私に言わせれば、果糖は食べてはいけない栄養素にほかなりません。
ところが、果糖はブドウ糖よりはるかに甘みが強いので、たくさんの食品の甘味料、とくに清涼飲料水の甘味料として使われてしまっているのが現状です。
たとえば、アメリカで肥満が増えた原因のひとつは1970年代に登場した、清涼飲料水に使われる高果糖コーンシロップだと言われています。

コーンシロップはとうもろこしから作った果糖の液体です。砂糖より安価なため、あっという間に普及しました。果糖は前述したように、最強の“デブのもと”です。さらに恐ろしいことに液体になった糖類は固形のものよりはるかに吸収率が高いのです。
液体になった“デブのもと”、もとい果糖が清涼飲料水の甘みに使われた結果、アメリカであんなにも肥満が増えてしまった、というわけです。
あなたも清涼飲料水を選ぶときは、成分表をよく見てください。「高果糖コーンシロップ(異性化糖)」あるいは「果糖」と書いてあったら、注意したほうがいいでしょう。
成分表は含まれる含有量が多い順に表記してありますから、果糖類が先のほうにあったら、それだけ危険な果糖シロップの含有量が多いと判断できます。

スティーブ・ジョブズは フルータリアンだった

ついでにふれておくと、糖分がガンのエサになることも忘れてはなりません。ガン細胞はほかの細胞が糖を摂る前に、自分が糖を横取りしてしまいます。そのために、特殊な血管をつくって、自分のところに糖分を回し、それをエサにしてどんどん増えていきます。
とくに、果糖は膵臓ガンが大好きなエサだといわれています。研究でわかっているのは、膵臓ガンのガン細胞に果糖を与えると、非常に速く増えることです。
膵臓ガンで亡くなったアップルの創始者スティーブ・ジョブズが一時期、熱心なフルータリアン(果物しか食べない人)だったことは、偶然ではないでしょう。
甘いものや果物を食べたり、清涼飲料水を飲む前に、「これはガンにエサをやっているのではないか」と考えれば、少しは甘いものを控える気になるのではないでしょうか。



オーガスト・ハーゲスハイマー(栄養科学博士)のアンチエイジングのための食事の科学シリーズ
第1回 老化が加速! コーヒーとパンの朝食は最悪の組み合わせだった

第2回 GI値のみを信じるのはムダ! 糖質制限ダイエットをするなら「GL値」に注目

第3回 バナナや柿も!果物に含まれる果糖は最強の"デブのもと"

第4回 魚中心の和食生活はヘルシーではない!

最少の努力でやせる食事の科学

著者 オーガスト・ハーゲスハイマー

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著者 オーガスト・ハーゲスハイマー

40代からの美しい腹筋はジムではなく食事から作られる!

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オーガスト・ハーゲスハイマー

オーガスト・ハーゲスハイマー

栄養科学博士。1962年福島県猪苗代生まれ。
サンディエゴ州立大学で医学を学ぶ。長年の研究から「人間の身体は自然の力で回復できる」という結論に達し、株式会社アビオスを設立。環境と健康を念頭に、無添加、無農薬にこだわる美容健康補助食品事業を行い、ココナッツオイルなどのスーパーフードを自社製品ブランドとして開発。
また、オーガニックエステティックサロンのスキンケアラインのプロデュース、レストランのアンチエイジングメニューの監修を手がけ、テレビ、雑誌、セミナーなどでも活躍。著書に『最少の努力で痩せる 食事の科学』のほか『老けない人はやめている』『オーガスト流 30日で体が10歳若返る食事』(ともに講談社)など多数。

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