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講談社くらしの本

二月の花と菓子

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二月の花と菓子

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武者小路千家家元後嗣・千宗屋が綴る茶のある暮らし。自然の花を床の間に移し、叡山で祈り、若き作家と出会い、N.Y.を旅する365日。淡々としかし脈々と続く日々の暮らしを切り取るインスタグラムから垣間見えるのは、新しいニッポン歳時記。『茶のある暮らし 千宗屋のインスタ歳時記』から季節の営みをご紹介します。

春を待つこころ

p.50-51

p.50-51

炉の季節(11~4月)に茶席の床(とこ)を彩るのは椿の花が中心になりますが、初冬から春の盛りまで、椿の種類、色、そして添える枝によって微妙な季節の移り変わりを表します。50ページは白い「加茂本阿弥椿」。51ページ右上、薄いピンクの「曙椿」に添えられたのは山茱萸(さんしゅゆ)。黄色い小花が咲き始めました。左下の「藪椿」の添えは啓翁桜(けいおうざくら)です。

床の掛物は「啼鶯到」と読めますが、続くのは「處百花休」。春の足音がすぐそこに聞こえます。

p.56-57

p.56-57

56ページは名古屋・両口屋是清製の目にも鮮やかな「捻梅(ねじうめ)」。蕊(しべ)は金粉です。57ページには椿餅、うぐいす餅、ふきのとう⋯と季節のお菓子が並びます。

下段真ん中は、京都鶴屋鶴寿庵の枡形のお菓子。節分の豆まきに使う枡をかたどっています。#厄払い 下段右は祇園・柏屋光貞の「法螺貝餅」。法螺貝(ほらがい)を吹くと悪霊退散のご利益があることから、この餅をいただくと一年間無病息災で過ごせると言われています。販売は一年に一日、節分の日限り。

                                      (構成/生活文化チーム)

『茶のある暮らし 千宗屋のインスタ歳時記』

著者 千宗屋

『茶のある暮らし 千宗屋のインスタ歳時記』

著者 千宗屋

武者小路千家若宗匠が綴る古くて新しい「ニッポン歳時記」。元旦に飲む大福茶とは? 7月31日は深夜に登山? 八朔の意味は? 武者小路千家次期家元の暮らしから見える日本の春・夏・秋・冬。

profile

千 宗屋(せん・そうおく)

1975年、京都府生まれ。武者小路千家家元後嗣。斎号は隨縁斎。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学大学院前期博士課程修了(中世日本絵画史)。2003年、武者小路千家十五代次期家元として後嗣号「宗屋」を襲名。08年には文化庁文化交流使としてアメリカ・ニューヨークに一年間滞在。現在、慶應義塾大学総合政策学部特任准教授、明治学院大学にて非常勤講師も務める。17年にはキュレーターとしてMOA美術館にて「茶の湯の美」をテーマに展覧会を行った。古美術から現代アートにいたるまで造詣が深い。著書に『茶―利休と今をつなぐ』(2010)、『もしも利休があなたを招いたら』(2011)ほか。

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