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講談社くらしの本

八月の花と菓子

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武者小路千家家元後嗣・千宗屋が綴る茶のある暮らし。自然の花を床の間に移し、叡山で祈り、若き作家と出会い、N.Y.を旅する365日。淡々としかし脈々と続く日々の暮らしを切り取るインスタグラムから垣間見えるのは、新しいニッポン歳時記。『茶のある暮らし』から季節の営みをご紹介します。

大徳寺の塔頭(たっちゅう)高桐院の名をいただく「高桐院木槿(むくげ)」は花の芯まで純白、「大徳寺木槿」とも。涼感たっぷりな白と緑のコントラストですが、山芍薬の実は盛夏から初秋へ、実の季節への移り変わりを予感させます。虫食いの痕が見える葉も、野の花をそのまま茶室へ持ち込んだ趣きです。

花入は武者小路千家11代一指斎(いっしさい)好みの昔籠。

右ページのコラム「花は野の花のやうに」に添えられた写真は、経筒に入れたハス。盂蘭盆会(うらぼんえ)の本日の花として、「赤色赤光」の#(ハッシュタグ)がつけられていました。

盂蘭盆のお精霊さん(おしょらいさん)のお相伴は、お供えの「ぼた餅」、「おはぎ」。名古屋・美濃忠の「水羊羹」を盛ったのは砂張(さはり)の皿。芳光の「ほおずき」は村田新(しん)作の染付、太宰府・藤丸製の「清香」は長谷川まみ作の青海盆に。ガラス、黒田泰蔵の白磁…、器も涼しさを演出します。

茶のある暮らし

著者 千宗屋

茶のある暮らし

著者 千宗屋

武者小路千家若宗匠が綴る古くて新しい「ニッポン歳時記」。元旦に飲む大福茶とは? 7月31日は深夜に登山? 八朔の意味は? 武者小路千家次期家元の暮らしから見える日本の春・夏・秋・冬。

profile

千 宗屋(せん・そうおく)

1975年、京都府生まれ。武者小路千家家元後嗣。斎号は隨縁斎。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学大学院前期博士課程修了(中世日本絵画史)。2003年、武者小路千家十五代次期家元として後嗣号「宗屋」を襲名。08年には文化庁文化交流使としてアメリカ・ニューヨークに一年間滞在。現在、慶應義塾大学総合政策学部特任准教授、明治学院大学にて非常勤講師も務める。17年にはキュレーターとしてMOA美術館にて「茶の湯の美」をテーマに展覧会を行った。古美術から現代アートにいたるまで造詣が深い。著書に『茶―利休と今をつなぐ』(2010)、『もしも利休があなたを招いたら』(2011)ほか。

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