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女性FPが教える、「投資デビューするならNISA」が常識な理由

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女性FPが教える、「投資デビューするならNISA」が常識な理由

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お金を“貯める”方法といえば、貯金と節約。では、お金を“増やす”方法は? 
転職、複業、起業ももちろんありえますが、現実的ですぐできる方法は「投資」をすること。
でも、「投資ってお金が減りそうでこわい」「むずかしそうで自分にはムリ……」という人が本当に多い! そんなこわがりな投資初心者に、ファイナンシャルプランナーの荒木千秋さんがすすめるのが「NISA(ニーサ)=少額投資非課税制度」。最近よく聞くNISAのこと、荒木さんにわかりやすく解説してもらいました。



ファイナンシャルプランナー 荒木千秋さん
荒木FP事務所代表。大阪電気通信大学金融経済学部特任講師。
女性を主な対象としたお金に関する個別相談やweb媒体の執筆、セミナーの開催など、幅広く活動。初の著書『「不安なのにな~んにもしてない」女子のお金入門』(講談社)が3月に発売。

税金ゼロのこんないい制度、使わないともったいない!

投資初心者向けのセミナーで「NISAを知っている人?」と聞いても手が挙がるのは、だいたい1割くらいなんです。知らないなんてもったいない。「初心者さんは、とにもかくにもNISAを始めてください!」と、伝えています。

この制度がどれほどいい制度なのか、ご説明しますね。一般的に投資で利益が出ると、利益に対して約20%の税金がかかります。でもNISAを利用すれば、利益に対してかかる税金は、なんとゼロ。税金はかかりません。そのため、効率よく資産を運用できるんです。

たとえば投資で得た利益が5万円だとします。税金がかかる取引をしていれば、この5万円のうち1万円は税金として納めることになります。手元に残るのは4万円です。ですが、NISAを利用して取引をすれば、この1万円も利益としてまるまる受け取ることができます。

もし、今から利回り3%の投資信託を毎月1万円、20年間運用したとするならば。結果、このお金は328万円になっていて、そのうち元本は240万円なので、運用益がおよそ88万円です。普通なら、この88万円に対して約20%の税金がかかるので、17万6000円を税金として納めることになります。それが、NISAを利用すると、税金ナシの0円です。普通は利益が増えるほど、税金として納める金額も増えてしまいます。そう考えると、やらないより、やったほうがトクですよね!

むずかしいことニガテな人でも大丈夫

「投資ってむずかしいんじゃないかな……」そう思って敬遠している人もいるのではないでしょうか。ですが、この投資の制度は、むずかしいわけではありません。自宅にいながら、カンタンに手続きすることができます。また、手元資金が少なくても始めることができるのも魅力。毎月少しずつ試してみたい人にもピッタリです。

また、「何から始めればいいかわからない」という人にもNISAはおすすめ。NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があるのですが、特に「つみたてNISA」を利用すれば、数ある金融商品の中であらかじめ国が定めた基準をクリアした投資先から選べるため、初心者にもハードルの低い制度になっています。

「損したくないから何もしない」ほうが、実は損をしているかもしれません

セミナーなどでみなさんの話を聞いていると、投資をしない理由には「むずかしそう」のほかにも、「損したくないから」があります。「投資で1万円損するくらいなら、1万円のエステに行ったほうがよっぽどいい」、そんな声をよく耳にします。

たしかに、投資には“絶対に増える確証”はありません。減ってしまうこともあります。ただ、減ってしまうことだけに目を向けて始めないのは、機会損失。

また、現代のお金の世界は“何もしない人が損をする”、そんな世界になっていることを知っていますか? お給料がアップしない中で、消費税は上がっていくし、これからは物価も上がる可能性がある。金利はつかない。これでは、実際に手元に残るお金はどんどん減ってしまいます。

そんなお金の目減りをカバーしてくれるのが“投資”という方法です。損したくないからこそ、投資を始める。NISAは、普段使っている銀行や、いつでも取引ができるネット証券で、かんたんに投資を始めることができますよ。

知っておくべきNISAの注意点!

NISAには、デメリットもあります。それは損益通算ができないということ。少し上級者向けになるのですが、大切なことなので確認しておきましょう。

損益通算とは、複数の商品に投資し、損失が出たときにほかの商品と利益を相殺することをいいます。NISAはそれができないのです。すなわち、NISAは利益が出ないとメリットのない制度でもあります。

利益が非課税になる期間は、一般NISAでは5年(最長10年)、つみたてNISAでは20年と決まっているため、その間に利益が出てほしいのですが、相場はミズモノ。非課税期間の終了間際に資産がマイナスである可能性もあります。そのときは、利益に対して税金がかかる口座に切り替えて引き続き運用することができます。非課税期間が終了しても、ゲームセットではないので安心してくださいね。

また、NISA以外の一般の投資用の口座では、損が出たら確定申告をすることで損失を3年間繰り延べできる制度もありますが、NISAはその制度を利用することはできません。


そんなデメリットもきちんと把握しながら、自分が無理しない範囲の金額をコツコツ投資して資産が築き上げられれば、どれだけ長生きしても安心して生活していくことができます。

投資の世界にデビューするならまずNISA、と覚えておいてくださいね。

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第1回 老後の不安が軽くなる、「iDeCo」のすごすぎる節税効果とは?

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荒木 千秋(あらき ちあき)

荒木 千秋(あらき ちあき)

荒木FP事務所代表。ファイナンシャルプランナー。大阪電気通信大学金融経済学部特任講師。1983年生まれ。三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)に勤務し、個人の富裕層や法人オーナーが対象の投資相談業務に従事。が、同年代の働く女性たちと話す中で、これからの女性が人生を楽しむためには「投資」との付き合い方を変えなければならないと確信し、ファイナンシャルプランナーとして独立。同年代の女性を主な対象としたお金に関する個別相談や、web媒体の執筆、セミナーの開催など、幅広く活動している。

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