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44歳で体外受精による出産を経験した 57歳の婦人科医が語る 「閉経も更年期も恐くない!」

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44歳で体外受精による出産を経験した 57歳の婦人科医が語る 「閉経も更年期も恐くない!」

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あなたは閉経を恐れていますか? 更年期を誤解していませんか? ──新刊『あなたも知らない女のカラダ 希望を叶える性の話』の著者・船曳美也子ドクター(57・医療法人オーク会産婦人科医)は、女性はもっと輝くために、「自らの『性』」をきちんと知るべきだと言います。

40代で更年期障害、 44歳で出産を経験

私自身は少し早めに40代で更年期障害を経験しています。それまでの怒涛の人生に一区切りつけることができたと思えたころ、それはやってきました。
私はもともと文学部出身のフツーのОLでした。いわゆる適齢期の24歳で縁談もまとまりましたが、祖母が倒れてしまいます。祖母は私の顔しか認識できずにほかの家族を嫌がったので、私が介護に追われることになりました。
結婚は遠のいたものの、医療の現場で働く人々を目の当たりにして一念発起。猛勉強の末、私も医学部に入学しました。当時、「売れ残りのクリスマスケーキ」と揶揄された25歳での再スタートです。
パンツをはき替える暇もないほど激務だった産婦人科の研修医時代に外科医と結婚しますが、ナースと浮気されてしまいあっという間に破局。独り暮らしとなったわが家は、阪神淡路大震災に遭って丸焼けになります。
落ち込む間もなく、がれきだらけの町で生まれ来る命やそのお母さんを仲間たちと必死に守り、後に仲間のひとりと37歳で再婚。流産、不妊治療を経て10回目の体外受精で妊娠。44歳でようやく出産に漕ぎ着けます。
こうしてホッとしたのも束の間、めまい、耳鳴り、のぼせ……。「更年期キタ~ッ」と自覚(診断)しました。

更年期を恐れない

更年期とは閉経の前後数年間を指します。女性ホルモンの分泌が激減し、めまいやのぼせが起こることがあるのですが、適量のホルモン剤の投与によって症状は改善します。経験者が言うのですから間違いありません。
それに、投薬が必要なほど重い症状が出る人は、実はたった一割程度なんです。まったく症状が出ない人も約二割いますから、いたずらに更年期を恐れることはありません。
そして誰もがいずれ閉経の時を迎えます。いよいよ卵巣からは女性ホルモンが分泌されなくなりますが、女性ホルモンは皮下脂肪の細胞からも分泌され、その役割を十分補ってくれるのです。

女性を輝かせるのは 脳内物質のドーパミン

そもそも「女である」ということは女性ホルモンのあるなしではないと思うのです。女性を生き生きと輝かせるのは脳内物質のドーパミン。うれしい、楽しいと感じると分泌されます。ささやかな喜びでもちゃんと分泌されます。
「恋」なんて最高にいいですね。誤解を恐れずにいえば、閉経後は妊娠の可能性はないのですから、環境さえ許せば大いに恋をしませんか(不倫はストレスになるのでお勧めしません)。韓流スターやアイドルに夢中になるのも疑似恋愛という恋の一種ですよ。
誰の人生もそれなりに波乱万丈。そして女の人生は長い。あなたのカラダの機能を正しく知って、どうぞ愉しい人生を!

あなたも知らない女のカラダ 希望を叶える性の話

著者 船曳美也子

あなたも知らない女のカラダ 希望を叶える性の話

著者 船曳美也子

知っているようで知らない、学校では教えてくれない「性」について、医学的に解説。正しく知ることで、女の人生はもっと輝き出すと、大人の女性たちにエールを送っています。

profile

船曳美也子

船曳美也子

産婦人科専門医・生殖医療専門医
医療法人オーク会
1960年神戸生まれ。1983年神戸大学文学部心理学科、1991年兵庫医科大学医学部卒。兵庫医科大学病院、西宮市立中央病院、パルモア病院を経て、大阪・東京で展開する医療法人オーク会にて不妊治療を専門に診療にあたっている。自らも体外受精により43歳で初めての妊娠、44歳で出産の経験を持つ。2014年、健康な女性の凍結卵子による妊娠に成功。出産に至ったのは国内初とされる。著書に『女性の人生ゲームで勝つ方法』『あなたも知らない女のカラダ 希望を叶える性の話』

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